毛替えの時期

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今回は主に弓の毛替え時、少し弦の交換時期について少し書いてみようかと思います。

一般的には弦交換と毛替えは3ヵ月に1度行うと良いですよ。と言われていますが何故だと思いますか?

僕自身明確な答えは分かりませんが、恐らくこうなんじゃないかと思うことは弦に関しては以前もどこかの回で書いたと思いますが張りたては弦が馴染んでいなくて芯線が伸びきっていないので音が騒いでいて、うるさい感じがして自分の近くで音がガーガーなっているように感じられます。それが大体3か月経つと芯線も程よく馴染んで少し落ち着いてきます。すると弦が鳴らなくなった、音が小さくなったと感じてしまうのです。そこで新しい弦を張るとまた騒がしい感じになります。そのうるさい感じが良い人、大きな音が鳴っている感じが好きな人は3ヵ月に1回程のペースで交換しますし弦の寿命だと思うのかもしれません。

それが一般的だということはそう感じる人が多いのかも知れませんし、そのほうが好きな人も多いのかも知れません。それにそう言って弦を販売すれば「弦は切れない限り使えますよ。」と言っている販売店より明らかに売り上げは上がるでしょう。

毛替えも同じように一般的に3ヶ月と言うのは毛のキューティクルがツルツルになるとか季節ごとに交換とか言われていますが、確かに日本ではこれから梅雨時になり湿度が高くなってきて毛は伸びますので元々長く毛を入れていればもっと長くなるのでネジを巻いても巻いても毛が張れない!と言う事にもなるかもしれませんし、冬の乾燥した時期には毛が縮みますのでネジを緩めても毛が緩まない!となるかもしれません。その場合は毛を替え季節に合わせて毛の長さを調整せざるをえない場合もあります。

あとは、毛の片側を切って弓が曲がってきている場合、これも毛替えをしてあげるか、もっとひどい場合は弓の反りを修正しないと駄目な場合も出てきます。

ですので毛替えに関しては良く毛を切ってしまう人は別にして3ヶ月と言うよりは最低でも半年に1回で十分だと思います。 これは楽器の状態も絡んでくるので何とも言えませんが、楽器の状態の悪い人は恐らく3ヶ月で弦も変えたくなると思いますし、毛もよく切れる状態になるので別枠です。毛も切らなければ長く使ってあげた方が毛のゴムみたいな部分が無くなってきて良い感じになるのでお勧めです。ちなみに手元の部分に黒く汚れが付くので毛がだめになったと思い毛替えをするという人もいますが、ご安心ください毛は大丈夫です。気にしないで使ってください。寧ろ譜捲りの際にシャフトを無意識に持っている人がいたら注意してください。手の汗がシャフト部分に染みそのまま使い続けたら結構面倒なことになりますのでご注意を。是非譜捲りの際自分がどこを触っているか確認してみてください、もし木の部分を触る癖がある人はその部分の色が変わっているか、塗料が剥げているかもしれません。

それにしても毛替えも最低でも半年は持ちますよと言っているし、弦も切れなければ大丈夫と言っていたら商売あがったりですねぇ(^-^; 

毛替え、弦交換は3ヵ月に1回と言われて何故なんだろうと思っている人がいたら「普通はそうだから」で終わらないで少し長く使ってみるとか色々試してみると良いと思いいます。その結果やっぱり3ヶ月だなと思えばそれで良いですし、全然大丈夫と思えばもっと使ってみれば良いと思います。人に普通はこうだからと言われて流されるより自分でそうなのか、そうでないのか思うことが大事だと思います。 プロに全部管理を任せるのも悪いとは思いませんが、自分の道具なんですから少し関心を持ってみるのも良いんじゃないでしょうか。