自己紹介

自己紹介のページを更新しました。

予定では新人の徳弘君の画像を更新するだけでしたが自分の顔も更新せざるを得なければな無くなり、二人とも新たに写真を撮りました。

4年前の自分と今を見てみると老けたなぁと思いました。当然ですね。

 

これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m

これが初?投稿

入社して自分から投稿するのは初になります。

初と言っても大した内容ではないんですが・・ただの僕の日常投稿ですね!

毎日新しい発見や経験をしてる中でちょっとした事や楽器に関係ない事までゆっくりと投稿していけたらなと思っています。今日の投稿は「これからこんな感じで行きます!」みたいな感じの紹介をさせてもらいました。

と、これで終わってしまっては寂しいので先日のちょっとした出来事を一つ・・・僕が東京で住み始めて4年ぐらい経つのですがなんと!クワガタを発見しました!!(*’ω’*)

なんだそんな事か、と思われるかもしれませんが僕にとっては一大事の大騒ぎでした(笑)東京に住み始めて見かける虫たちはGや蜘蛛、いわゆる害虫ですね・・・そんな時に出会ったのがクワガタ!もう感動の嵐でした、東京にもまだいたんですね~。

そんな感じで良いスタートダッシュを決めた一日でした!

[徳弘]

ご報告

ご報告が遅くなってしまいました、特許申請中のエンドピンの台座ですが特許取得できました!

実際は先月末に取得できたのでその時すぐにお知らせするつもりが、相変わらず行動するのが遅いのでこんなに遅れてしまいました。すみません。

ただ、特許の申請自体はすごくスムーズで本来は申請をして特許を取得するのに半年くらい掛かるらしいのですが、なんと2ヶ月で取ることができました(お世話になった特許事務所の事例でもさいたんだそうです)
苦労した甲斐がありました……

というわけで報告でしたm(__)m

井田

初めまして

初めまして、三ヶ月の仮入社を無事に乗り切り正式に入社しました徳弘河為(とくひろ かい)です。

初めての事ばかりの毎日で至らない所だらけですが、日々勉強し頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

新人

先日、facebookではお知らせさせていただきましたが、工房に新人が入りました。

工房で既にご挨拶させていただいている方も何人かいらっしゃいますが、近々本人の方からもご挨拶があると思いますのよろしくお願いいたします。

井田

特許申請中

前回の松本弦楽器版エンドピンの歴史を書きましたが、実はこれには続きがあって前回記事を書いた時には公表できなかったのですが、ようやく陽の目を見ることができます。

今、1番最新バージョンのエンドピンはこちら

これだけ見るとよくわからないと思いますが、ピンは今まで通りフェルナンブーコピンを使用し、台座の形が変わりました。

台座も真鍮の部分以外はすべてフェルナンブーコでできています。

そしてなんと言ってもネジが無くなってしまいました!

簡単に構造を説明すると、以下の二つのパーツからできています。

 

 

これが台座に当たる部分、単純にテーパー状に穴のあいた台座で真鍮部分は割れ防止のために入っています。

ネジ穴や樽などピンを押さえるものはありません。

下のものは1番上の画像では真ん中のドーナツの様なところです、特徴はテーパー状になっていて軸上にワリがあることです。これが台座の中に入っています。ソケット、インナーなんて言い方をしています。

ピンをソケットに差し込み台座の中に入れてソケットを押し込むとソケットに入っているワリが締まりピンが入っている径が小さくなることで台座全体でピンを抱きかかえるように締め固定する仕組みになっています。

構造はいたってシンプルですね。ありそうで無かったものです。

 

なぜ、こんなものを作ったのか? 答えはこれまでのエンドピンの歴史の中にあって、今まで改良してきたエンドピンは材質による質量の軽量化、ネジを金属から木材にしてみたり、黒檀からフェルナンブーコにしてみたり試行錯誤を重ねてきました。

そしておそらく楽器の中心から外側に重さがかかること、ピンを1点で止めることによる台座の中の隙間(遊び)による力のロスが無ければより良く音に返還されるのでは?という結論になり

じゃあネジ無くしてエンドピン留めるの考えるか!!

から始まりこのような形になりました。

最初に作って実際に試してみたとき、これまでネジを木で作ったり、雄ネジまで木や牛骨で作ってみたりして少しずつ前よりはいいね!とかこれは全然ダメだったな~なんてことを繰りかえしていた所から全然違う領域に飛びぬけてしまっていたことに驚きました。

それほどまでに楽器の中心から外側に重さがかかるとバランスが崩れること、ピンを1点で押すことの力のロスが響いていたんだと実感しました。

この台座にすることで倍音がものすごい増えて、音の立ち上がりもとても速いのですが、逆に余分に鳴らないために音の収束も早くなりました。 これで音の響きが減って音が鳴らくなったという方もいらっしゃいました。

ただ、その分今まで雑に弾いていたところを丁寧に弾くようになったという人もいます。

そしてこれまでのエンドピンは音が遠鳴りするためにスタジオや、録音には少し不向きでした、最初は新しい台座は余計に音拾わないんじゃないかと思いましたが、意外にも良く音が入るそうです。多分、音の成分が沢山増えたことによって今まで出ていなかった周波数帯も出るようになったからではないかと思います。

構造がシンプルな分精度がとても重要でピンを絞めるソケットのテーパーと台座のテーパーが少しでも狂うときちっと止まりませんしピンに太さのムラがあってもソケットがうまくスライドしないのでスムーズに長さの調節ができません。これまでの台座作りより遥かに面倒臭くなったことは言うまでもありません(-_-) 材質が木材なので季節や湿度による材料の収縮にもバッチリ対応できるそうに設計されています。

このピンはこれまでのエンドピンを留めるシステムとは違うのでお客さんに特許取れば?と言われ最初は別にわざわざ取らなくても良いんじゃないかと考えていましたが、誰かに権利を取られて自分たちが作れなくなるのは嫌だな…これからの改良点なんかもあるかもしれないし…やっぱり特許取るか!! というわけで

特許申請中です。

エンドピンに関してはこれが最終形態だね、なんて言っていますがどうでしょうか?まだ何かあるかもしれませんね、その時はまた工房の片隅でマスクとゴーグルをつけた怪しい人物がフェルナンブーコこちょこちょ弄っているかもしれません(^^)。

ここまでが前回から続いたエンドピンの歴史(松本弦楽器Ver.)でした。

長くなりましたが、読んでくださった方どうもありがとうございます。

ではでは。

 

 

 

エンドピンの歴史(松本弦楽器ver.)

これまで、フィッティングの話の中でチェロのエンドピンについて書いた回がありました。

今回はそのエンドピンの話を少し深掘りしてどうやってその形になったのか、松本弦楽器のエンドピンの歴史をお話ししていきたいと思います。

 

まず最初に一般的にチェロのエンドピンはネジの向きが楽器を正面から見たとき左側に付いています。これは演奏者がピンの長さを調整するときネジの向きが左側だと演奏者の手前にくるので調整しやすいためにその向きについていると思うのですが、松本弦楽器は正面から見たときは見えない位置、つまり下向きに付いています。

理由は楽器の片側に重さが掛かるので楽器の左右のバランスが悪くなるから重さが掛かるなら真ん中にかかれば左右のバランスは取れるためです。

それを踏まえてスタートします。

 

 

1つ目のエンドピンは台座を軽量化しネジも削り込んだものです、これは既製品の台座を真鍮部分を軽くすることによって楽器全体の重さを軽くして楽器にかかる負担を少なくすことが出来ました、もちろんネジは下向きです。これは1991年に既製品の改造バージョンとして親方が作ってみたところ元々のものより格段に楽器の反応が良くなったので以後この形で使っていたそうです。すべてはこれから始まります。

 

 

 

2つ目は昔あった黒檀のピンでできたエンドピンの台座を再現してピンを黒檀で、台座を元々あるものを改造したものです。一つ目と二つ目の大きな違いはピンが金属製から木になったことです、また、ピンを抑える構造がピンをネジで直に押す構造からピンを押すものが台座の中にあってそれをネジで押すことにより固定する構造になったためネジの軽量化も出来ました。これは2001年に最初に作ったそうで、できたばかりの頃はガット弦を使っている人にはとても合うけどスチール弦やナイロン弦には合わないだろうと思いあまり積極的に交換しなかったそうです。ですが試しにスチール弦を張っている楽器に1つ目のものから取り替えてみたところこれまた格段に音が変わることに気づいて交換し始めたそうです。

 

3つ目は2つ目の台座を最初から製作したもので構造はほぼ同じですがネジのうちわまで木で出来ていますピンを抑える受けを押す中心のねじ部分が真鍮で出来ている構造で大した変化がないように思うかもしれませんがこれが劇的に変化しています、この時僕は単純に素材での軽量化が楽器の負荷を減らし余分な重さを減らすことで楽器のバランスをよくしているものだと思っていました、それがハズレではないけど正解ではないことに後から気が付きます。これは2012年からです。

 

 

 

4つ目は2014年から作り出したもので以前フィッティングの話でもご紹介したもの、3つ目のエンドピンの材料が弓の材料であるフェルナンブーコになったものです、詳しくはFittingの話エンドピンの部をご覧ください。これが松本弦楽器エンドピンの変遷です。

ここから先のバージョンアップはもう無いのではなんて言われていましたがちっちゃくバージョンアップはしています

が、それは次回にお話ししたいと思います。

お楽しみに!

 

Voigtもどき

20年程前までVoigtという肩当てがありました。

今は生産中止で販売しているところもほぼないのでご存じない方も多いと思います。

僕もしっかり実物は見たことがありません。Voigtを使っているお客さんがたまにいらっしゃるのでチラ見して知っている程度です。

このVoigtは今の肩当ての様にネジ式で高さが調節できるように出来ていないのでlow,normal,hightと3タイプの高さがあったそうですが実際使う人によって高さが違うので微妙な修正が必要で結構面倒くさい代物っだったそうです。

また、固定の仕方もゴムで引っ掛けるタイプのもので落ちやすかったのでしょうか人気がなく廃盤になってしまいました。

でも音の響き方は良かったようで今でも根強いファンがいらっしゃいます。

そして、お客様からの一声です。「あれ良いんだけど、もうどこにも売ってないから作って!」

素材も木でできていて大体の形しか知らなかったのですが楽器を作るの時には使う材料で作ってみました。

IMG_0092白い色の方は第1号で楽器に当ててみたら大きかったのと高さが最初から少し低めに作ってしまったので後から高さを出すために継ぎ足しをしていて、第2号のピンクの方は大きさを1号から修正して少し小さめにして、高さも最初から高めに肩に当たる部分はお客さんからのオーダーでド派手なピンクにしてとのことでこの色になっています。まだまだ実験段階で改良点は沢山あると思いますが、最近の肩当のようにカーブがきつくなく楽器を固定してしまうことがなく音も窮屈にならないと思います。が、肩当の良し悪しは個人差があるので一概にこれがいいですとは言いにくいです。これでお客さんに合わせながら少しずつ改良していこうと思います。

バージョン1.0でした。

Kids用

以前から作っていた松脂ですが、ある日お客さんから「松本さんのところの松脂は良いんだけど子供のバイオリンケースに入らないんだよね~」と言われました。

そのお客さんには4歳のお子さんがいてバイオリンを習い始めたばかり

もちろん分数サイズです。ケースも当然小さいです。

当店の松脂は一般的な松脂に比べると口径(丸の大きさ)は大きいほうだとは思っていましたが、大きいほうが弓に塗りやすいし持ちやすいので大丈夫だと思っていました。

…が、ケースに入らないのは盲点でした。

その日はその場で口径の小さい松脂を作ってみたのですが、これからもこういうことはあるだろうと思い型から作ることにしました。

口径は分数サイズにも入る35mmで作ってみたのがこちら↓

IMG_0009 (1)この状態から厚みを出してきれいに整形したら型は完成です。IMG_0011 (1)

一度に8個作れる仕様になっています。

いつもと同じ分量を煮込んで8個作れるかわからなかったので取りあえず1度試作してみたものがこちらIMG_0013 (1)

比較でいつもの松脂を並べています。大分可愛らしいですね、厚みはもう少し薄くする予定ですが大まかにはこんな感じです。

型の方はまだ改良の余地ありですが製品にはなりそうなのでこれからはこのKids用松脂も合わせてよろしくお願いいたしますm(__)mお値段は税込み2200円となります。