古物商のお話

この度、松本弦楽器は古物商許可証を取得しました。

本来なら会社の営業開始とともに取得すべきものなのですが親方曰く、分かってたけどそのままズルズル時が過ぎたらしいです。

そもそも、古物商許可とは何なのかと言いますと、例えば弦楽器屋さんの場合は新品の楽器を仕入れて販売するだけなら必要ないのですが、古い楽器などは古物という括りになるのでそれを仕入れて販売する場合それの許可が必要になります。簡単に言えば中古品を販売する場合は楽器に限らず必ず必要なものだということです。

なぜ、必要かというとその古物に当たるものが違法に取引されているものではないか、つまり盗品などを売買していないかどうか管理できるようになっているためですね。なので許可は営業所の住所を管轄する警察署に許可を申請する必要があります。

こういった手続きは行政書士の方にお願いすれば自分では何もしなくても良いのですが、今回会社から警察署も近いし自分でやってみようと思い立ち取り掛かったわけです。

何から手を付けたらよいのかすら分からなかったのでネット検索です、ホントに便利な世の中になりました…必要な手順から書類まで調べればすぐに分かります。警察署のホームページから書類もダウンロードできるし分からいことがあればすぐに検索!検索!!あとは自分が動けばよいだけです。

というわけで実際に許可を頂いたものがこちらです

警察署でこれから古物商を取りたいと説明した際になんで今まで取らなかったのか聞かれましたが正直に今まで面倒くさいので取りませんでした、これからきちんと取るのでゴメンナサイ、と言ったら御咎めなしで許してくれました。本当は罰則があるので覚悟はしていましたが、良かったです。

古物商ではなく道具商となっているのは古物の分類上、書籍や美術品など細かく分かれていますが楽器は道具類に入るため道具商となっています。

すでに工房で見慣れぬプレートに気が付いた方もいらっしゃいますが実は年末から張ってありました。記事を書こうと思いつつ、ひと月過ぎるという相変わらずの筆不精っぷり。

 

今年もよろしくお願いします。

井田

 

仕事始め

2018年始まりました、今年もよろしくお願いいたします。

今日から仕事始めです。

 

昨年は弟子が一人増えたりした年でしたが今年はどんな年になるでしょうか…

僕は昨年中に書こうと思ってそのままになっている記事があるので、このご挨拶文を書いたら書かなければ!と思っています。というか去年中に書いとけって話ですが… すみませんm(__)m

今年は気になることがあればその気が抜けないうちに行動することを心掛けていこうと思います、

今年も気ままに記事を書いていきますがどうぞお付き合いください、よろしくお願いいたします。

 

井田

before after

工房のある804号室の隣の部屋。

スタジオとして使っている805号室にはいくつか問題がありました。

洗面所のある部屋が昼間でも薄暗く、風も抜けないのであまり心地よい感じではありませんでした。

そこで、その問題を解決するべく立ち上がりました。

スタジオの窓のある東側からの風を取り入れるべく壁の天井付近に穴を開け風通しを良くしさらに明かりも取ろうということで作業開始です。

壁は石膏ボードなので簡単に壊れます、あとは石

膏ボードを固定してある桟を壊すだけです。

完全に穴が開いたのを確認、仕上がりをチェックします。

切りっぱなしの石膏ボードを隠すように壁を作り下には天板を取り付けます。

そして出来上がった完成形がこちら…

何もないのは殺風景だと思い、植物をあしらってみました。

風と光も抜け今までの薄暗かった洗面所とは少し違って見えます、スタジオ側も空気の流れができ良い感じです。

スタジオを使用されるときは1度見てみてください。

井田

自己紹介

自己紹介のページを更新しました。

予定では新人の徳弘君の画像を更新するだけでしたが自分の顔も更新せざるを得なければな無くなり、二人とも新たに写真を撮りました。

4年前の自分と今を見てみると老けたなぁと思いました。当然ですね。

 

これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m

これが初?投稿

入社して自分から投稿するのは初になります。

初と言っても大した内容ではないんですが・・ただの僕の日常投稿ですね!

毎日新しい発見や経験をしてる中でちょっとした事や楽器に関係ない事までゆっくりと投稿していけたらなと思っています。今日の投稿は「これからこんな感じで行きます!」みたいな感じの紹介をさせてもらいました。

と、これで終わってしまっては寂しいので先日のちょっとした出来事を一つ・・・僕が東京で住み始めて4年ぐらい経つのですがなんと!クワガタを発見しました!!(*’ω’*)

なんだそんな事か、と思われるかもしれませんが僕にとっては一大事の大騒ぎでした(笑)東京に住み始めて見かける虫たちはGや蜘蛛、いわゆる害虫ですね・・・そんな時に出会ったのがクワガタ!もう感動の嵐でした、東京にもまだいたんですね~。

そんな感じで良いスタートダッシュを決めた一日でした!

[徳弘]

ご報告

ご報告が遅くなってしまいました、特許申請中のエンドピンの台座ですが特許取得できました!

実際は先月末に取得できたのでその時すぐにお知らせするつもりが、相変わらず行動するのが遅いのでこんなに遅れてしまいました。すみません。

ただ、特許の申請自体はすごくスムーズで本来は申請をして特許を取得するのに半年くらい掛かるらしいのですが、なんと2ヶ月で取ることができました(お世話になった特許事務所の事例でもさいたんだそうです)
苦労した甲斐がありました……

というわけで報告でしたm(__)m

井田

初めまして

初めまして、三ヶ月の仮入社を無事に乗り切り正式に入社しました徳弘河為(とくひろ かい)です。

初めての事ばかりの毎日で至らない所だらけですが、日々勉強し頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

新人

先日、facebookではお知らせさせていただきましたが、工房に新人が入りました。

工房で既にご挨拶させていただいている方も何人かいらっしゃいますが、近々本人の方からもご挨拶があると思いますのよろしくお願いいたします。

井田

特許申請中

前回の松本弦楽器版エンドピンの歴史を書きましたが、実はこれには続きがあって前回記事を書いた時には公表できなかったのですが、ようやく陽の目を見ることができます。

今、1番最新バージョンのエンドピンはこちら

これだけ見るとよくわからないと思いますが、ピンは今まで通りフェルナンブーコピンを使用し、台座の形が変わりました。

台座も真鍮の部分以外はすべてフェルナンブーコでできています。

そしてなんと言ってもネジが無くなってしまいました!

簡単に構造を説明すると、以下の二つのパーツからできています。

 

 

これが台座に当たる部分、単純にテーパー状に穴のあいた台座で真鍮部分は割れ防止のために入っています。

ネジ穴や樽などピンを押さえるものはありません。

下のものは1番上の画像では真ん中のドーナツの様なところです、特徴はテーパー状になっていて軸上にワリがあることです。これが台座の中に入っています。ソケット、インナーなんて言い方をしています。

ピンをソケットに差し込み台座の中に入れてソケットを押し込むとソケットに入っているワリが締まりピンが入っている径が小さくなることで台座全体でピンを抱きかかえるように締め固定する仕組みになっています。

構造はいたってシンプルですね。ありそうで無かったものです。

 

なぜ、こんなものを作ったのか? 答えはこれまでのエンドピンの歴史の中にあって、今まで改良してきたエンドピンは材質による質量の軽量化、ネジを金属から木材にしてみたり、黒檀からフェルナンブーコにしてみたり試行錯誤を重ねてきました。

そしておそらく楽器の中心から外側に重さがかかること、ピンを1点で止めることによる台座の中の隙間(遊び)による力のロスが無ければより良く音に返還されるのでは?という結論になり

じゃあネジ無くしてエンドピン留めるの考えるか!!

から始まりこのような形になりました。

最初に作って実際に試してみたとき、これまでネジを木で作ったり、雄ネジまで木や牛骨で作ってみたりして少しずつ前よりはいいね!とかこれは全然ダメだったな~なんてことを繰りかえしていた所から全然違う領域に飛びぬけてしまっていたことに驚きました。

それほどまでに楽器の中心から外側に重さがかかるとバランスが崩れること、ピンを1点で押すことの力のロスが響いていたんだと実感しました。

この台座にすることで倍音がものすごい増えて、音の立ち上がりもとても速いのですが、逆に余分に鳴らないために音の収束も早くなりました。 これで音の響きが減って音が鳴らくなったという方もいらっしゃいました。

ただ、その分今まで雑に弾いていたところを丁寧に弾くようになったという人もいます。

そしてこれまでのエンドピンは音が遠鳴りするためにスタジオや、録音には少し不向きでした、最初は新しい台座は余計に音拾わないんじゃないかと思いましたが、意外にも良く音が入るそうです。多分、音の成分が沢山増えたことによって今まで出ていなかった周波数帯も出るようになったからではないかと思います。

構造がシンプルな分精度がとても重要でピンを絞めるソケットのテーパーと台座のテーパーが少しでも狂うときちっと止まりませんしピンに太さのムラがあってもソケットがうまくスライドしないのでスムーズに長さの調節ができません。これまでの台座作りより遥かに面倒臭くなったことは言うまでもありません(-_-) 材質が木材なので季節や湿度による材料の収縮にもバッチリ対応できるそうに設計されています。

このピンはこれまでのエンドピンを留めるシステムとは違うのでお客さんに特許取れば?と言われ最初は別にわざわざ取らなくても良いんじゃないかと考えていましたが、誰かに権利を取られて自分たちが作れなくなるのは嫌だな…これからの改良点なんかもあるかもしれないし…やっぱり特許取るか!! というわけで

特許申請中です。

エンドピンに関してはこれが最終形態だね、なんて言っていますがどうでしょうか?まだ何かあるかもしれませんね、その時はまた工房の片隅でマスクとゴーグルをつけた怪しい人物がフェルナンブーコこちょこちょ弄っているかもしれません(^^)。

ここまでが前回から続いたエンドピンの歴史(松本弦楽器Ver.)でした。

長くなりましたが、読んでくださった方どうもありがとうございます。

ではでは。