楽器屋さんでライヴ!!vol.27

少し時間がたってしまいましたが、3月7日に第27回目の工房ライヴが開催されました。

今回は新型コロナウイルスの影響もありお客様が大変少なかったのですが、換気、消毒をしっかりとした上での開催となりました。最近ではライヴや演奏会などキャンセルになることが多く、どうなることかと思いましたが無事に終了いたしました。

今回のメンバーは昨年1度共演しているお三方、バイオリンの喜多直毅さん、箏の元井美智子さん、コントラバスの西嶋徹さんのトリオでの演奏でした。1ステージぶっ続けの演奏で即興演奏ではなくアレンジしたものを中心にした演奏でした。このメンバーは今年ツアーを行うようでその曲なども演奏してくれました。実際曲と曲の間がなくずっと演奏するのは奏者も聞く人も体力いるなぁというのが感想です。 耳なじみのあるフレーズが出てくるときもあれば全然わからない時もあって、実はそこが曲間で次の曲に行く間に即興を入れていたようです。バイオリンと箏とコントラバスというのも慣れてくるとそれぞれの音域も違うのでとても面白い組み合わせではなかろうかと思うようになりました。 そんなお三方はまた工房でのライヴが開催予定です。おそらくツアーに向けての曲を演奏してくださるはず! 興味のある方は是非是非工房でのライヴに足を運んで実際に目の前での迫力のある演奏を楽しんでみてください。

楽器屋さんでライブ!!vol.26

1月18日に本年1発目となる工房でのライブが開催されました。

今回のメンバーはお馴染みバイオリン、喜多直毅さん、箏、元井美智子さん、そしてスペシャルゲストに小鼓、久田舜一郎さんをお迎えしての即興ライブでした。 

いつもの喜多さん、元井さんのお二人やコントラバスの西嶋さんとの3人では洋の印象が強いのですが今回は小鼓と箏の和テイストが強くとても面白い演奏でした、前半では元井さんが三味線も演奏したりとかなりボリュームのあるものでした。やはり和楽器はすごい!! 久田さんの小鼓という楽器は真ん中の芯の部分と叩く皮の部分と分解できるようになっていて真ん中は桜の木、皮の部分は仔馬が良いのだそうで、年代が古いもの程いいそうです。その歴史は室町時代の能の起源までさかのぼるとか、バイオリンなどよりも古いですね。元々はインド発祥で中国から伝わったもののようです、箏も元々は中国伝来ですし、バイオリンも大きく本をたどれば中国大陸からシルクロードを渡ってきているので生まれは同じです。中国おそるべし!

演奏内容は前半と後半の二部で前半が冬、後半が春というテーマのもと演奏されました。 バイオリンと箏の即興は何度か経験がありますがそこに小鼓が合わさってどうなるかと思っていましたが、小鼓が単なるリズムを刻むものでは無くきちんと音楽性があって奏でる楽器なんだと思い知りました。音程の変化はもちろんあるのは知っていましたが、ここまで表現力を持っているのに驚きました。久田さんの表現力が素晴らしいのはもちろんのこと、三人でのかけ合わせも見事にはまっていつも思う事なのですが、即興演奏ではなくて事前に準備しているものなのでは?と思うくらいにメロディアスな音楽です 後半の演奏では久田さんの歌もあり即興演奏でも既存の歌を歌っても良いんだと目からうろこの演奏でした。また機会があれば是非聞いてみたい演奏でした。

楽器屋さんでライヴ!!vol.25

9月27日に第25回目の工房でのライヴが開催されました。

今回のメンバーはviolin 喜多直毅さん、箏 元井美智子さん、contrabass 西島徹さんの三人でした。喜多さんとduoは何度もしているお二人ですが、工房で三人で演奏するのは意外にも初めてでした。

演奏内容は即興演奏です。 お客さんも15人と盛況でした。2ステージで休憩をはさんでの演奏で、休憩中もお客さんと会話をしていて演奏中も休憩中も変わらない空気感で、工房の様なあまり広くない空間でお客さんと演奏者の距離が近いのもあると思いますが、ずっと 三人の会話を聴いているようで面白かったです。

初めて即興演奏を聴いた時には、正直に言ってなんじゃこの演奏は!と思いましたが、何度も聞いていると即興の中にもちゃんと流れの様なものがあって、その中で皆さん遊びながら自由に演奏しているんだということが何となく分かるようになってきてだんだん面白くなってきた今日この頃です。 今更ですが…。

もし、即興演奏はちょっと苦手かもしれないと思う方も1度食わず嫌いかもしれないので聞いてみると案外美味しく頂けるかもしれませんよ(^^)

今回も残念ながら写真はブレブレのモノしかなかったので掲載できず、次回頑張ります。

楽器屋さんでライヴ!!vol.24

遅くなってしまいましたが、7月19日にバイオリン 喜多直毅さん、箏 元井美智子さん、sax Florian Walterさんによるライヴが開催されました。 

喜多さんと元井さんは工房で何度も共演されていてそこにサックス奏者のFlorianさんを加えての即興ライヴでした。

いつも、この日元井さんとFlorianさんは初対面、初めましてと挨拶を交わして2時間もしないうちにライヴ本番で打ち合わせ的なことと言えばサックスの音の大きさとお三方の立ち位置くらいで後は演奏をどんな感じで進めるか話しているくらいで軽く10分くらいセッションをした程度。

即興をする人は軽く合わせをすれば大体その人の人となりが分かるそうで後はその場のテンションだったりお互いの呼吸だったりするそうです。 本当に会話をしているのを聴いているような時間でした、サックスの音も普段聞いている音の感じとはまた違う擦過音の様なものや哀愁の漂う雰囲気でお洒落でFlorianさんの人の好さが表れている様でした。 

今回のライヴ動員数は過去最高の19人!工房がさすがに一杯で写真を撮る隙間がなかったので

ちょっと拝借したものです。普段自分が撮る写真より断然素晴らしい、カッコいいですね。

楽器屋さんでライヴ!!vol.23

5月25日にバイオリン、喜多直毅さんと箏、元井美智子さんよるduoライヴが開催されました。

このお二人のライブもお馴染みです。

2部構成で1部が即興演奏、休憩をはさみ2部がアレンジ曲という構成でした。今回の元井さんの演奏された箏は150年ほど前に製作されたもので今とは若干作りが違うそうで少し楽器を眺めさせていただけたので観察してみたら本体の形が普通のアーチ状とは違うカーブをしていてまるで日本刀のカーブのようでその頂点に合わせて隆起もできていて絃の掛かり方も三次元的に掛けられていました。びっくりしました、最近このブログ内でsettingのお話というものを書き出していてその内容そのままの様な作りをしていたからです。

音もこれまでの箏の音の出方、立ち上がりとはやはり違う感じで音の立体感や中心感みたいなものを感じる音でした。

残念ながら今ではこの作り方で箏を作ることができる職人さんがいないそうで絃の張り方もゆるく張らないといけないそうですが、この形とその張力の弱さが長年かたちを保つ秘訣なのかもしれません。

今書いているsettingのお話の事を思いつつやっぱり弦楽器は構造的にこうだよねと納得した演奏会でした。

楽器屋さんでライブ!!vol.22

3月15日にバイオリン喜多直毅さん、チェロ五十嵐あさかさんのお二人で工房ライブが開催されました。お二人の共演は工房では初でした。

曲目はお二人のオリジナルやクラシックのアレンジなど二人のduoから始まり喜多さんのバイオリンソロと五十嵐さんの弾き語りもあり素晴らしかったです。

いつも喜多さんはこの工房でのライブでは実験的に色々なことを試す場としているようで、今回のバイオリンソロは何度も工房でも共演しているコントラバスの西嶋徹さんと収録した中にも入っているそうで、毎回ニュアンスが違く僕もライブで聞いたことがあるのですが、今回のアレンジはとてもシンプルでオリジナルの曲がスッと染み入るようで素晴らしかったです。五十嵐さんのソロではオリジナル曲の弾き語りで五十嵐さんの歌の素晴らしさ!とてもメロディアスで素直で演奏家はやはり歌もうまいんだな~なんて変なところを感心してしまいました、音のイメージを楽器に乗せて演奏しているのだから当たり前と言えばそうなのでしょうけど(;^_^A

今回はお二人は初でしたのでまた機会があればお二人でのduoも聞いてみたいです、そして!

3月23日には箏の元井さんと喜多さんのライブが開催されます。お二人は即興演奏です。今回の演奏はどんな発見があるのかとても楽しみです。

楽器屋さんでライブ!!vol.21

1月26日に工房で第21回目のライブが行われました、今回はバイオリン奏者 喜多直毅さんと箏奏者 元井美智子さんのお二人の即興演奏でした。

このお二人の工房でのライブは3回目,今回も素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

喜多さんのバイオリンの音はガット弦を張っていることもあって、かなり擦過音がするのですが、箏は和楽器ということもありノイジーな音がバイオリンの比ではないくらい響いていてかなりエッジの効いた音で素晴らしかったと思います。曲は前半、後半とに分かれ前半では箏の柱が落ちてしまうアクシデント(?)があっても全然かまわずに演奏が続き柱の無い箏の演奏もまた面白く即興とは思えないほどでした。

和楽器の実音以外の倍音の成分の多さは西洋の楽器とは断然違うものなんだなぁと改めて実感しました、それでも残念なことに箏の弦も今はバイオリン業界と同じように張力の強い弦を張り倍音が減る方向に行っているらしく元井さんはそういった音が嫌で張力の弱い弦を選んで張っているそうです。張力が弱く倍音が沢山出る状態だと音のボキャブラリーが増えるので演奏も楽しいと思うのですが、弦が柔らかくなるので少し圧を掛けると弦の振幅が止まり響きが出なくなるので演奏は難しくなります。最近の張力の強い弦などは弾くのは簡単ですが音の響きが少なくつまらない音になっていってしまっているのがとても残念です。

最近の弦楽器の新しい弦などは同じく張力がどんどん強くなって音の響きがなく金やタングステンなど重たい素材を使って楽器に負担になることばかりしています、今出ている音が楽器本来の音なのかストレスがかかって出ている歪の音なのかきちんと整理するために今年は再び初心に還って松本弦楽器の俗にいう「3枚のコピー用紙」なるものについて不定期に書いていきたいと思います。

人に伝えるためというよりは自分の頭の整理の為ですが、良ければお付き合いください。久々の長文シリーズ始まります、よろしくお願いしますm(__)m

楽器屋さんでライブ!!Vol.20

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年より工房はまた二人となりますがどうぞよろしくお願い致します。

新年の仕事が始まり、すぐに工房でのライブが開催されました。

今回は既にお馴染みのお二人、バイオリン喜多直毅さんと、コントラバス西嶋徹さん。

このお二人のライブはもう何度も開催されていて、毎回お二人の二人のオリジナル曲と歌謡曲や映画音楽などのアレンジを演奏します。近々レコーディングをするらしいのでその曲の選定も兼ね実験的に工房でライブを重ねています。

今回は前回も演奏した映画音楽や朝鮮民謡アリラン、ムーンリバーなど演奏されました。回を重ねるごとに同じ曲でも深みが増していくようで、何度聞いてもその回ごとに感じ方が違うのもライブの醍醐味だと思います。個人的にはアリランはとてもお気に入りになりました。原曲は聞いたことないのに好きな曲ができるのもまた楽しいです。オリジナルを聴いてみて発見があったり、こんな風なアレンジの仕方だったのか!とびっくりしたり。

そして1月26日には喜多直毅さん、箏 元井美智子さんでのduoが開催されます。このお二人のライブは即興演奏です。その日の気候や気分や思いなどまるで会話のように繰り広げられるステージはとても面白いです、興味のある方は是非ライブにお越しください!

工房でLIVE!

12月21日に工房でライブが開催されました。

今回のメンバーはお馴染みバイオリン 喜多直毅さん、そしてチェロ ルドヴィートカンタさんのお二人のDuoでした。凄い組み合わせですね!

今回は松本弦楽器の主催ということでお二人をお招きして工房でのライブ開催となりました。

曲目はバッハのインベンションを曲間に挟みながら映画音楽、タンゴ、カンタさんのバッハ無伴奏、喜多さんのオリジナルの楽曲など2ステージに亘り豪華な時間となりました。お二人でのduoは二人の和音の重なりがとても心地よくメロディーの移り変わり方などバイオリンとチェロの音域を使ったきれいな旋律でした、そして1ステージのラストに演奏されたカンタさんのバッハの無伴奏では圧巻の迫力のバッハ!さすがです。

2ステージ最初は喜多さんのソロから始まりこれは喜多さん以外では弾けないでしょうというようなメロディーでした、やはりさすがです!お二人とも僕なんかが言うことではないですがハイレベルです、改めて凄さを実感したライブでした。

是非、またこのお二人での演奏を聴いてみたいと思いました。

楽器屋さんでライヴ!!vol.18

11月10日に18回目となる工房でのライブが開催されました。

今回はお馴染みヴァイオリン奏者の喜多直毅さんと同じくヴァイオリン奏者のHarald Kimmigさんのお二人による即興演奏でした。1時間ほどのステージでお二人のduoから始まりそれぞれソロで演奏し、また最後にお二人で一緒に演奏するという流れのものでした。

即興演奏は楽譜などがなくすべてがアドリブでくみ上げられていくもので、duoパートでは演奏というより二人で話していたり、soloパートでは一人で話しているのを聴いているような、途中から降り出した雨の音も音楽になっているような感覚でした。

そして来月12月21日はヴァイオリン 喜多直毅さん、チェロ ルドヴィートカンタさんによるライブが開催されます!お問い合わせは喜多さん、若しくは松本弦楽器までお願いします。

お楽しみに!

井田